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イラスト・もりたあゆむ

レ ト ロ ス ポ ッ ト ガ イ ド 「 ま ぼ ろ し 酒 場 」


未知との遭遇、静岡・梅乃家

 俺が出張で、静岡県に行くようになりもう今年で(04年)満13年になった。初めは嫌であった出張も、それなりに楽しむ方法も学んだ。何といっても土地の魚に、旨い地酒を飲むのが一番だ。ひと仕事終えた後(終えなくても)の、とりあえずビールの一杯はサイコーだ。
 今回紹介する店は、JR東海道線の静岡駅南口より徒歩3分程の梅乃家だ。

梅乃家

この店のお奨めは、静岡特産の桜エビのかき揚げだ。このボリュームで600円は安い。量が多いので一人客には出してくれない。ムリして食べても、胃がもたれるだろう。一人前を二人でつつくのが丁度良い。焼酎も日本酒も適度に揃っている。<梅乃家>のラベルが貼られた吟醸酒もイケる。四合瓶だから二人で飲むとグッドだ。もう少し飲みたけりゃ、出羽桜の冷酒もいいだろう。
 昔は寿司屋をやっていたので、カウンターには名残りの冷凍ケースがある。好みの魚を刺身にしてもらえる。面白いのは特に旬だというものは少ない。一年中ほぼ同じラインナップで営業している。

カウンター

 主は一国者のようだが、余計な能書をたれる訳でもないので、一人で入っても安心して一杯やれる。新幹線の発車時刻に合わせて、杯を傾むける営業マンや、旅行者もたまに見かける。
 料理も熱を使わない物は、カウンターの内側で主が用意する。焼いたり、揚げたりするのは奥の調理場で調える。客は煙にあぶられることもなく、落ち着いて飲めるのが嬉しい。静岡市には松坂屋、伊勢丹、西武と三つの百貨店がある。運が良けりゃこれらの綺麗どころ(?)と、遭遇することもある。
店内にはいつも季節の花を活けたり、版画も飾られ訪れる者の目を楽しませてくれる。

店内

 粋な小料理屋風、飲食代もリーズナブルなのは嬉しい限り。東京人や、大阪人も機会があったら一度はおいて!

住所 静岡市南町6-6

文:坂口団吾


2004年8月25日更新
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